一般的な住宅は水回りだけでも15年が耐用年数と言われ、百年も住み続けることは困難です。
20世紀を代表する建築家のフランク・ロイド・ライトが提唱した「有機的な家」という概念は、現代において失われつつある受け継がれていく住宅を実現します。
流行に合わせ変化することなく、何十年も色あせない家こそがオーガニックハウスなのです。
自然の風や光を多く取り入れることに心を注ぎ、より生命的な生活を目指します。
家が建っている土地となじみ、無駄のない空間を実現しあたかも天然の環境に身を置くような建築です。
オーガニックハウスの概念を、21世紀の日本に実現しようとする動きも高まっています。
建築物そのものが生きて呼吸するように、住んでいる人と同時に年数を重ねて生きていくことを目指すものです。
そのために、デザインにこだわるのではなく、機能性を重視します。
生活動線はもちろんのこと、採光と空調も人体に快適なものにするのです。
特に、雨が多く湿気の強い日本の気候に合わせて地域で取れる木材を重視し職人が手作業で加工します。
更に住む人達が好みに合わせ、快適に暮らせるようにオーダーメイドの家屋設計をしています。
カウンセリングや面談を通じて、家族間の快適な距離を意識し適度なプライバシーも維持するのです。
高い耐震性をもち、高気密高断熱の性質を兼ね備えて災害や気候異常にも適応します。
住む場所に不安を抱えるのは、長い人生で非常にストレスフルです。
有機的な素材を使って無駄のない建築を行うことで、将来の不安も払しょくした理想の住まいを実現します。